横浜建設業協会の神奈川区会長に就任した 生田 一夫さん 青木町在住 56歳
事業継続で地域貢献を
○…区内17建設業社が加盟する団体の長。横浜建設業防災作業隊(神奈川方面班)の隊長も兼務し、大規模災害時に指揮を執る。横浜が大雪に見舞われた2014年の冬には、実際に作業隊が出動。休日返上で除雪活動を行っただけに責任は重大だ。区民まつりでは、自らマスコットキャラクター・横浜ケンジローの着ぐるみ姿で協会をPR。安全講習を実施し会員の意識向上にも取り組む。
○…新子安で生まれ育つ。防空壕が残る野山で遊びまわり、建設業を営む父に連れられ工事現場を見ることもあった。子安小から浅野中へ。絵やマンガが好きで美術部では油絵を描き、高校では書道部で腕を磨いた。「後を継ぐ気はなかった」と大学は経済学部へ。アイデア研究会とスポーツ同好会に所属し、青春を謳歌した。「年齢の幅が大きく縦社会を学んだ。この時代の経験が役立っている」と振り返る。
○…大学卒業後は公認会計士を目指すが断念。世の中を数値化することに興味を抱き、大学院に進み管理工学の研究に没頭した。父が他界し、本格的に家業を継ぐ決心を固める。昼は働き、夜間大学で土木を学び直した。そして10年前に社長就任。「風通しの良い環境整備」をモットーに、財務諸表のプロとして業績改善に取り組んできた。道路舗装やマンホール修繕などが主な仕事。「自分が作った道路を毎日通っている。この仕事の醍醐味だね」と胸を張る。
○…母が亡くなり、4年前に実家を離れた。車も好きだったが「駐車場代が高いので、今は電車ですよ」と笑う。趣味はパソコン作り。経費削減と趣味を兼ね、会社のパソコン十数台も自作している。3年前に建設業協会の理事就任。このたび副会長を経て区会長となった。「神奈川区会は『防犯子ども110番活動』などで先導的な役割を果たしてきた。こうした取り組みを継続し地域に貢献していきたい」と抱負を語る。
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