栄区在住の漆芸家、赤堀郁彦さんが7月22日、神奈川小学校(宮田肇子校長)に自身の作品を寄贈した。
赤堀さんが寄贈したのは、横浜芝山漆器の作品「流の讖(せん)」。横浜芝山漆器は江戸時代後期に考案され、その後開港した横浜で海外輸出向けとして数々の作品が生まれた歴史を持つ伝統工芸。赤堀さんは、研究会の会長としてその技法を継承する数少ない職人の一人で、より多くの人に魅力を広めたいと公共施設への寄贈を行っている。
神奈川小への寄贈は、赤堀さんの弟子で同小卒業生の益子妙子さんの提案で実現。昨年の本郷台小=栄区=に続き2校目の寄贈となった。全校児童に作品を披露した赤堀さんは「貝や金箔を張り、宇宙を表現した」と説明。児童は「迫力があって夕焼けの宇宙みたい」と感想を伝えた。
同小では授業に活用するほか、地域住民の見学も受け付けるという。
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