NPOブルーアースの理事としてエネルギー・環境問題の啓発に取り組む 中村 信武さん 松見町在住 71歳
「青い地球」いつまでも
○…NPO法人「NPOブルーアース」は2003年、技術職の企業OBら12人で設立された。「いつまでも青い地球でいられるように」との願いを込め、エネルギー・環境分野のセミナーや、技術立国の将来を託す子どもたちへの理科教育などに取り組む。現在は9月にスタートする、エネルギー施設見学ツアーの準備に奔走中だ。「今後はリサイクルや浄水などをテーマにしてみたい」とアイデアは尽きない。
○…1945年、爆心地から約20Kmの長崎県諫早市で生を受けた。「生まれたばかりなので記憶は断片的だが、環境問題に取り組むきっかけになっているのは確か」ときっぱり。父の転勤で神戸へ。バイオリンを習いながら、甲子園球児に影響されて野球にも打ち込んだ。中学は福島、高校から東京で過ごした。「いろんな土地で暮らしたけど、無意識にでるのは九州弁」と生まれ故郷に強い愛着を持つ。
○…大学ではハワイアンバンドに夢中となった。プロとセッションし、ナイトクラブやキャバレーで腕を磨いた。「伊勢佐木町にも来たよ」と当時を懐かしむ。数年前、40年ぶりにバンドを再結成した。「いつかライブができたらいいね」。現役時代、自動車部品メーカーの営業マンとして世界約60カ国を巡った。「水には注意していたが、氷にあたったことがある」。定年後、外資系メーカーで6年働き、5年前から第2の人生を歩んでいる。
○…結婚して横浜へ。ベイスターズファンとなりスタジアムにも足を運ぶ。一人息子はすでに独立。「タウンニュースを見て生涯学習講座を受けたのが、ブルーアースに入る契機となった」。趣味は写経。100巻が目標だ。謡曲を始めたことで、能楽堂にも通うようになった。「やりたいことが沢山ある」と興味は尽きない。「我々の活動によって、エネルギー・環境問題を考えるきっかけになれば」と抱負を語った。
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