神奈川警察署(横田善信署長)は8月31日、振り込め詐欺被害を未然に防いだとして、かながわ信用金庫三ツ沢出張所の佐保学所長に感謝状を贈った。
8月26日午後1時30分ごろ、「孫が車を買うので100万円下したい」という高齢男性が来店。慌てた様子だったため、窓口対応した職員が佐保所長に報告。引き出し理由と男性の様子から、警察に通報するとともに説得し、男性を被害から守ることができた。横田署長は「1件でも被害に遭わないよう今後も連携をとりたい」と話した。
同出張所では、引き出し額100万円以上は万が一のことを想定して警察に相談するなど、日頃から意識的に被害防止に取り組んでいる。佐保所長は「被害に遭っていない人との違いが分からないほど手口が巧妙。違和感のある内容でも、当然のように話すので見破るのが難しい」と話す。
また、同日午前10時35分ごろには横浜新子安郵便局でも150万円を引き出しに高齢男性が来店。窓口対応した山菅久美子さんらが説得を行い、被害を水際で食い止めた。
5千万円超える被害
神奈川県内の被害総額は8月末時点で約26億6千万円。神奈川区内では6件発生し、5674万円の被害が出ている。同署は引き続き警戒強化に取り組む。
|
<PR>
神奈川区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|