横浜市立菅田中学校(河島一校長)で9月3日、「防災スクール」が行われた。
毎年、全校生徒が学年ごとに消防団員から救命措置などのスキルを学んでいるこの取り組み。大規模地震発生時などに地域に必要な若い力を育もうと、15年ほど続いている。
約500人の生徒は避難訓練を行ったのち、1年生は三角巾とロープの取り扱い、2年生は発電投光器と毛布などを活用した搬送法、3年生は人形を使った心肺蘇生法とAEDの取り扱いを実践。休日などに地域で予防広報などを行っている消防団員約80人がレクチャーした。
中でも、心停止して倒れている人に電気ショックを与えることができるAEDの訓練では、音声で手順を説明してくれたり、電極パッドの貼る位置がイラストで示されているなど、操作のわかりやすさに驚く生徒もいた。参加した平本愛美さん(3年)は「やってみるとそれほど難しくなかった。でも、もし実際に目の前で人が倒れたらと考えると慌ててしまいそう」と話していた。
河島校長は「身を守る意識は高まったと思う。地域の一員として活躍できるようになれば」と期待する。
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