神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2016年9月15日 エリアトップへ

ものづくり関東大会 中里さん(神工高3年)が優勝 強豪おさえ県勢初の栄冠

教育

公開:2016年9月15日

  • LINE
  • hatena
真剣な表情で組み立てる中里さん
真剣な表情で組み立てる中里さん

 第16回高校生ものづくりコンテスト関東大会(木材加工部門)が9月4日、日本工学院八王子専門学校で行われ、県立神奈川工業高校建設科3年の中里拓深さんが神奈川県勢で初めて優勝した。

 中里さんが関東大会に駒を進めたのは2回目。昨年は21位と頂点には程遠い結果だった。「目標を高く持てば、夢は叶うんだ」。学校名と名前が読み上げられた瞬間、中里さんは立ち上がって観客席で見守る父親に両拳をあげた。

 全国の高校生が「ものづくり」の技術を競うこの大会。電気工事など6部門が行われ、開催地枠やシードを含む1都6県から29人が出場した木材加工部門では、2時間30分で課題図に従って与えられた材料を加工し、組み立てて完成させるまでの作業と完成品が審査される。中里さんは持ち前の強心臓で淡々と作業を進め、制限時間に余裕をもって完成品を提出。しかし「(作業場となった)ステージの床が柔らかくて手こずった」と明かす。

 毎年、県立前橋工業高校=群馬県=が上位独占するのが常だった。中里さんを指導する大西堅司教諭は「3位、2位と前橋工業高が続いて”今年も上位を固められた”と思ったが、優勝の発表で『かな…』と聞こえて」と、神奈川県勢初優勝の瞬間を振り返る。

全国の頂点めざす

 中里さんの実家は茅ヶ崎市にある神輿店。同高には「校章が格好よかったから入学した」と茶目っ気たっぷりに語るが、ひとたび道具を握れば真剣そのもの。大西教諭の方針で練習以上に道具の手入れにも力を入れており、大会前日は自宅で深夜1時までノミを研いだという。

 県大会前には、大西教諭と全国大会出場を目標に掲げていた中里さん。「苦しかったけど練習してよかった」と胸をなでおろす。北海道で開催される全国大会は11月12日・13日。関東ブロック代表として、全国から勝ち上がってきた9人と大臣賞(優勝)を争う。

神奈川区版のトップニュース最新6

工場見学が累計30万人

日産自動車横浜工場

工場見学が累計30万人

愛され続けて90年

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

デジタル端末貸与を実現

神奈川工業高定時制

デジタル端末貸与を実現

地元企業連携では全国初

4月18日

追突事故が増加中

神奈川警察署管内

追突事故が増加中

15日まで交通安全運動

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook