神奈川区役所(二宮智美区長)とスポーツクラブメガロスを運営する野村不動産ライフ&スポーツ(株)(大橋充社長)が9月29日、同区役所で健康経営事業に関する覚書を締結した。両者は今後、体操DVDの作成などに着手する。区内企業・事業所の健康経営の取り組みを支援し、働く世代の健康づくりを推進することが目的だ。
同区は横浜市が進める健康経営企業応援事業のモデル区。健康経営事業は区政運営方針の重点取組にも位置づけられ、2014年度から積極的に従業員の健康増進に取り組む健康経営企業を支援している。
一方、全国33店舗・14万人の会員に健康づくりを提供する同社は、これまで立川商工会議所と健康経営に関するセミナーを実施するなど、行政との連携実績が豊富。今回の覚書締結は、区内における企業活動のPRを図りたいメガロス神奈川(桑原崇支配人)と、民間の技術支援を受けたい区との思惑が一致して実現したものだ。
締結式で桑原支配人は「これまで培ってきたノウハウを生かし、健康経営事業に携わっていきたい。この取り組みを区から市へ発信していきたい」と抱負を語った。
覚書には、区が独自に健康経営の普及を目的に作成するものに、同社が無償で体操メニューを企画・監修する「企業向け体操DVDの作成」や、区が企業訪問などにより支援企業を選定し、区の依頼により同社が無償で選定企業に体操指導や健康測定を実施することなどが盛り込まれた。
二宮区長は「健康長寿社会に向けた取り組みのひとつ。個人任せの健康づくりから企業一丸の風土へ変える一歩として意義がある」と話した。
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