神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2016年10月6日 エリアトップへ

ハマ弁 喫食2割へ 周知強化 10月から新たに23校実施

教育

公開:2016年10月6日

  • LINE
  • hatena
ハマ弁セットA〈肉〉(おかず・ごはん・汁物・牛乳)470円の例
ハマ弁セットA〈肉〉(おかず・ごはん・汁物・牛乳)470円の例

 横浜市が7月1日から始めた横浜型配達弁当「ハマ弁」の第2期実施が10月3日から始まった。今回新たに実施されたのは23校。また、第1期実施校における7月の状況も報告され、喫食率が1・1%と低迷していることがわかった。

 市では中学校昼食のさらなる充実のため、家庭弁当を基本とし、家庭弁当と「ハマ弁」(配達弁当)のどちらも選択できる環境を整え、当日注文できる「業者弁当」で補う取り組みを進めている。第2期の今回は、鶴見区(1校)、中区(5校)、港北区(5校)、青葉区(6校)、都筑区(1校)、瀬谷区(5校)の23校で「ハマ弁」の提供を始めた。来年1月には市内全校で実施される予定。

 「ハマ弁」はおかず・ごはんで360円。汁物30円、牛乳80円など単品注文も可能。希望者はインターネットまたはFAXで事前に申し込むシステムだ。

7月1・1%と低迷

 「ハマ弁」実施前に行われた調査では、全体の約7割が賛同。個別注文できる『栄養バランスのとれた温もりのある昼食』への期待が高いという結果だった。

 市教育委員会はこのほど、第1期実施の12校における、7月の状況を発表した。期間は7月1日から20日までの13日間。この間、配達された弁当は生徒843個、教職員127個。喫食率(注文可能だった生徒・教職員に対する弁当配達数の割合)は1・1%で、当初掲げた目標の20%にはほど遠い結果が出た。

 同期間に行われた食育セミナー・試食会では「ハマ弁」を実際に食べながら、栄養価や衛生管理基準などを説明。参加した保護者や学校関係者からは「思ったより温かくて美味しかった」「衛生管理がきちんと考えられていた」などの好意見が。反対に「ハマ弁がどのようなものかイメージできない」「薄味だった」「インターネットの利用登録がわかりづらい」などの問題点をあげる人も。また、インターネットで7日前(カード払)、FAXで前月20日までという注文締切の早さも、喫食数低迷の一因のようだ。

 教育委員会担当者は「新しい取り組みには時間が必要。まずは知ってもらうことが重要」と話す。今後もセミナーや試食会の開催、ホームページやマスメディアを通じて周知を図り、献立の刷新を検討、サポートセンターの機能強化もしていきたいとしている。

神奈川区版のトップニュース最新6

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

清掃活動が100回目

反町駅前通り商店街

清掃活動が100回目

長年の社会貢献が節目

3月28日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

受賞翌日に子安小へ

プリツカー賞山本理顕さん

受賞翌日に子安小へ

自身の「作品」審査員に説明

3月21日

学生と食品ロス削減へ

区内企業

学生と食品ロス削減へ

横浜国大生と弁当考案

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook