「第18回 神大フェスタ」の実行委員長を務める 佐藤 瑶さん 神奈川大学3年 20歳
好奇心で道拓く
○…18回目となる大学祭、神大フェスタ。その実行委員長として合宿所に仲間と泊まり込み、今週末の本番に向けて準備に奔走している。2日間で200団体・2700人の学生や教職員、地域住民が模擬店や研究発表などを行う。150人のメンバーで運営すると聞くと気が遠くなるが、「ミスコンが2日間開催になったり、広報宣伝を強化したりとこれまでに増してパワーアップしている。たくさんの人に来てもらって楽しんでもらいたい」と意気込む。
○…東京都府中市で、4人兄弟の長男として育つ。やんちゃで目立ちたがりな性格は幼少期からで、長崎県で祖父母が営む養鶏場に行ったときには「出荷する卵を内緒で持って帰ってきた」と恥ずかしそうに笑う。高校時代に所属していた映画部では、作品づくりに熱中した。友人の間では”運のないキャラ”だったため、「現実の男子に興味がない女の子に恋してしまう男子高校生」という主役に自ら進んでチャレンジ。文化祭での上映会では、数百人を動員し大成功を収めた。
○…どこの大学にもある英語ではなく、違う言語を学んでみようと外国語学部スペイン語学科へ進学。高校の友人とともに神大フェスタ実行委員会の門を叩いた。1、2年次はステージ企画を担当。「後夜祭を企画運営したときは、無事にフィナーレを迎えた瞬間すごく感動したのを覚えている」と目を輝かせる。運営の中心となる委員長という役を背負って迎える今年の神大フェスタは「楽しみ」とにっこり微笑む。
○…委員会活動の息抜きはダーツ。マイダーツを持って大学周辺のダーツバーなどにも足を運ぶ。春から始まる就職活動。大学で学んできた語学を生かせる仕事に就くというほかに、祖父母の養鶏場を継ぐことも選択肢に入れているという。「人から必要とされる人間になりたい」。委員長という立場になって芽生えた想いを胸に、道を拓いていく。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|