11月9日から7日間、秋の全国火災予防運動が行われ、区内でも火災を想定した訓練などが行われた。
初日には商業施設、横浜ベイクォーター=金港町=で防災訓練があった。同施設からは各店舗の従業員ら約140人が参加。飲食店での火災発生を想定し、警備スタッフによる初期消火や応急救護の訓練が行われた。また、同所では初めてとなる消防隊と救助隊による訓練も実施。要救助者の救出、放水活動を披露した。
訓練を終え、神奈川消防署の塚原和浩警防第二課長は「商業施設にある実際の消防用設備を使用した放水訓練、凹凸のある施設での救出訓練はともに応用的で、防災体制を整える上で絶好の訓練となった」と話した。同施設管理担当の橋本成晃さんは「当館は飲食店が多く屋外に面する構造のため、消防と合同で訓練できたのは大きい」と今後の連携にも意欲をみせた。
救助技術を習得
11月13日には、反町公園で神奈川消防団による秋季訓練会も行われた。区内9個分団から約120人が参加し、テントを倒壊建物に見立てるなどして油圧ジャッキと可搬式ウインチの取り扱いを実践。複雑な部品の組み立て方法や使用時の注意点などを確認した。
10月31日現在、神奈川区内では33件の火災が発生。たばこ(9件)やこんろ(6件)の火災が多く、こんろの出火は前年の倍となっている。神奈川消防署は「電気ストーブなど暖房器具の使用に気を付けてほしい」と呼びかけている。
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