株式会社櫛沢電機製作所(澤畠光弘社長)=入江=はこのほど、横浜市が優れた商品・技術を生産または保有する事業者を認定する「平成28年度販路開拓支援事業」の対象者に選ばれた。
展示会出展等経費を助成
市は中小企業新技術・新製品開発促進事業の一環として同事業を実施している。今年度は、市政での活用が見込まれる新商品を認定する「行政課題解決型」6社と、社会で広く役に立つ商品または技術を認定する「社会課題解決型」7社を選出。厳正な審査を通過したこの13社は、展示会出展やPR経費が助成されるほか、「テクニカルショウ横浜2017」への出展も無料になる権利を得た。
同社が社会課題解決型に認定されたのは、取引先からの要望で昨年2月に販売を開始した「溶岩タイプリールオーブン」(幅3m・奥行2m・高さ2m)だ。焼成内部に遠赤外線が多く発生する溶岩石を使用することで、ふっくらとしたソフトでボリューム感のあるパンを作れる上、焼き時間は短時間になり、生産性が向上するという。販売価格は750万円。
澤畠社長は「石窯で焼くと遠赤外線の効果で水分の蒸発量が少ない。味と香りが持続するので美味しいパンが焼ける」と新商品の特長を話している。
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