第8回「わが町かながわとっておき」写真コンテスト一般部門で最優秀賞を獲得した 川島 正義さん 白幡向町在住 47歳
千載一遇を追い求めて
○…「神奈川区らしさ」を1枚の写真に表現する「わが町かながわとっておき」写真コンテストの一般部門で最優秀賞を獲得。作品は『冬晴れ』と題してダイヤモンド富士と区の街並みを捉えた。天候、季節、時間の条件が揃ったときにしか生み出せない貴重な一枚だという。「自宅から近い撮影スポットなので、いつもタイミングを伺っていた。渾身の1枚が選ばれて嬉しい」と喜びを語った。
○…白幡向町で生まれ、47年間過ごしてきた。大学で電子工学を学び、防犯カメラを製造する工場に就職。2000年にパソコンを購入したことをきっかけに趣味で写真を始めた。思い出に残っている一枚は30万画素のカメラを持ち、始めて最初に訪れた箱根の大観山から収めたダイヤモンド富士。「壮大さ」や「美しさ」に惹かれそれ以降、富士山の写真を撮るようになった。
○…「ダイヤモンド富士はたくさんの要素がタイミングよく揃ったときにはじめて良い写真が撮れる」。この難しさが楽しさを惹きだす魅力だという。一眼レフのカメラを5台所有し、撮影スポットを導き出す「カシミール」という地理情報システムも駆使。その時、その場所でしか撮ることのできない一枚を追い求める。富士山から近い富士五湖周辺から池袋にあるサンシャイン60展望台まで撮る場所は様々。ダイヤモンド富士が撮れるチャンスは一つのスポットで年に1回から2回。「良い写真のためならどこへでも行く」と目を輝かせる。
○…母親と2人で暮らす。スポーツが好きで20代の頃から地元の仲間と三ツ沢にあるコートでテニスを楽しんでいたが、忙しく会う頻度も減ってしまったという。最近は撮影スポットで出会うカメラマンと情報交換をすることが一番の楽しみだ。「撮り方のテクニック等、教え合うことがモチベーションになっている」と今後も渾身の1枚に挑んでいく。
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