県内屈指の進学校である横浜翠嵐高校=三ツ沢南町=は、普通科高校にも関わらず音楽に携わる卒業生を多数輩出している。第二横浜中学校時代からの卒業生らで組織される「翠嵐会」は2月12日、関内ホールで卒業生らが出演する音楽祭を開催し、世代を超えた交流を図る。
翠嵐会は、1914(大正3)年に創立された「神奈川県立第二横浜中学校」から「神奈川県立横浜翠嵐高等学校」までの同窓会だ。3万人を超える卒業生たちは、それぞれの分野で活躍しており、同会は交流や親睦を深める活動を企画・運営している。
同校は普通科高校であるにも関わらず、尺八演奏家で文化庁芸術祭大賞を受賞している三橋貴風さん(高20回)や、世界的なハーモニカ奏者・崎元讓さん(高18回)など、多くの音楽家を輩出している。
同会はこれまで、プロの卒業生を招いたコンサートなどを実施していたが、創立100周年を機にアマチュア参加型のイベントを企画。昨年の第1回音楽祭が成功したことを受け、今年も「翠嵐・音フェス102」(丸山忠和実行委員長・高42回)を開催することになった。
10団体73人
今回はクラシックギター奏者の鈴木大介さん(高41回)の出演が決まるなど、プロアマ10団体・73人が参加予定だ。同校吹奏楽部OBである岡島大源太さん(高42回)もその一人。音フェスのために当時の仲間たち8人とジャズ・ポップスバンド「SLAP」を結成し、休日を利用して練習に励んでいる。
丸山実行委員長は「世代を超えた音楽による交流が目的です。様々なジャンルの演奏を楽しんでもらいたい」と話していた。
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