笠のぎ稲荷神社(小野和伸宮司)=東神奈川=で2月3日、節分追儺式が行われた。
この神事は、宮中で行われていた追儺式にならって悪鬼邪気を払う「鬼やらい」の神事で、横浜市の無形民俗文化財になっている。境内で古来より伝わる衣装に身を包んだ後、午前11時に神社を出発。太鼓で音頭をとる先導車、社名旗、鳴弦、年男の相氏、宮司、儺人、稚児、役員、氏子総代の順に列を作り氏子町内を練り歩いた。
列には神奈川小学校3年生の児童約90人も参加。小野宮司の先導で年男が住む家の前で「鬼は外、福は内」と大きな声を出しながら豆まきで福を呼び込んだ。練り歩いた後は、スリーエフ神奈川新町店前で豆まき行事が行われ、梓弓のつまをはじき、鬼を追い払う儀式や福豆を児童へ授けた。
小野宮司は「100年続く伝統行事に地域の方も参加してくれることが嬉しい。邪気を払い、福を呼び込むこの神事がいつまでも続くことを願う」と話した。
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