ミスター高橋の 連載 「貯筋」の心得 ㉕筋肉内毛細血管と美容
人体の隅々まで張り巡らされている毛細血管は、すべて集めると10万Km、つまり地球を2周半できる長さだそうです。但しこの数字は20歳代の若者の平均で、高齢になると40%も減少してしまい、少なからず障害も起きてきます。
毛細血管とは小動脈が非常に細かく枝分かれし、網目状になった血管で、再び集合して静脈となります。
肉眼では見ることの出来ない様々な栄養素や酸素を、毛細管壁を通じて組織内に送り込み、老廃物を回収してくるという、重要な循環器の役割を担っています。全身各部位の血液分布では、毛細血管内に全血液量の約6%が流れており、もちろん筋肉内にも豊沢に供給されています。
一般的に筋肉と言われるのは骨格筋をさしています。骨格筋は収縮することによって骨を動かし、あらゆる身体動作を行うことができるのですが、同時に美容面にも重要な関わりを持っているのです。前述した「高齢になると毛細血管は40%減少」とは、そのまま筋肉量の減少ともいえます。毛細血管は栄養と酸素を運ぶ物流機関。この道路網が分断されてしまうと早いうちから皮膚が黒ずみ、シミやシワを作る原因にもなってしまいます。この忌まわしい現象を極力食い止めるには、まず筋肉の衰えを阻止しなければなりません。筋肉は適度に使えば筋肥大し、併せて毛細血管の量も増大してゆきます。
筋トレを始める年齢に手遅れはありません。いつまでも健康で若くあるためには体をよく動かすことです。
我が貯筋倶楽部のスローガンは『見られている意識、魅する努力』会員の皆さんが実年齢よりずっと若いのが、何よりも私の自慢です。
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