ミスター高橋の 連載 「貯筋」の心得 ㉖美容健康とコラーゲン
去る3月1日、NHKテレビ『ガッテン!』でコラーゲンの真実。しわ&潤いを一週間で、という放送が
あった。「一週間で」には若干の疑心を抱きつつも真剣に見入ったのは、私も愛飲を続けて膝の調子が良いことと、親交のある学者肌のコラーゲンサプリ製造卸し会社の社長がいるからである。常々製造方法や効能のほどを聞きかじってはいたが、この原稿を書くに当たり改めて取材に伺った―。
コラーゲン、と一言に言っても千差万別。良質なものを作るにはそれなりの期間と工程と大変な労力がいるとのこと。材料はテレピアという魚や牛や豚の真皮層だが、効能的にはやはり哺乳動物の方が良いようだ。詳しく伺った製法等は紙面の文字数上簡略せざるを得ないが、まず表皮と一体になっている真皮層を加水分解し、どろどろに溶け出たものを低温のアルカリ水で再攪拌。次に酵素を入れた水で3度目の攪拌処理されたものが薄茶色の高分子ゼラチンであり、コラーゲン量は僅か10%程しか含まれていない。つまりゼラチンとコラーゲンは似て非なるもの。純白の100%コラーゲン製造はさらなる工程を重ね、仕上げは高温のスプレードライで粉末化する。ゼラチン状態から脂肪分等の不要物を排除すると10分の1の量になり、細胞の活性化を促す美容と健康目的の絶対的低分子ペプチドコラーゲンの完成までには90日も掛かるとのことだ。
皮膚に潤いを持たせて加齢によるシミ・シワの悩みを緩和、骨と靭帯強化や血管の柔軟性・整腸効果などを論証した文献も頂いたが、最後に氏は「高橋さんが指導する筋トレは毛細血管も増やし、効果は一層高まりますね」と言い添えた。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>