神奈川区出身の総合格闘家でZSTフライ級王者の伊藤盛一郎選手(4月13日号で人物風土記に掲載)が4月16日、横浜アリーナで開催された総合格闘技の大会「RIZIN」に出場し、見事勝利を収めた。
伊藤選手は同大会の初戦で才賀紀左衛門選手と対戦した。1ラウンド目で寝技に持ち込もうとするフェイントから右フックを浴びせたことで、試合の主導権を握った。中盤で才賀選手からヒザ蹴りとパンチをもらうが、最後まで寝技で攻め続ける姿勢を崩さず、3対0の判定で下し、「RIZIN」の初勝利を挙げた。
300人の応援が背中押す
「RIZINの出場は念願だった」と話す伊藤選手。昨年の大晦日に出場する予定だったが、網膜裂孔で休場した。「地元横浜での開催。去年出場できなかった分、絶対に勝利したい」と準備万端で臨んだ。試合前は「楽しみで緊張は全くしなかった。コーチの指示を守りながら全力でやるだけ。意外と冷静だった」と振り返る。
伊藤選手は、「試合中でも『盛一郎頑張れ』と声援が何度も聞こえた。たくさんの人が応援してくれたから、パンチをもらった後でも攻め続けることができた」と話す。当日は300人近くが応援に駆け付けていた。「地元横浜、夢の舞台で初勝利を届けられてすごく嬉しい」と喜んだ。試合直後から練習を再開。次の舞台に向け、体作りを行う。
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