神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2017年5月4日 エリアトップへ

区社協 子ども食堂で独自ルール 地域主体のニーズ受け

社会

公開:2017年5月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
講演する栗林さん
講演する栗林さん

 子どもの貧困対策として安い価格や無料で食事を提供する「子ども食堂」に注目が集まる中、神奈川区社会福祉協議会はこのほど、地域が主体となり子ども食堂を開始するための独自ルールを設けた。

 昨今のブームを受け、全国には少なくとも300カ所以上の子ども食堂があるという。区内にも飲食店や民間企業が実施しているケースはあるものの、食事を提供するには営業許可が必要で、地域が主体となって取り組むためには、環境面でのハードルが高いのが現状だ。

市内初の試み

 子ども食堂の開設をめぐっては、区はもちろん市にも統一した規定はなかった。そこで、区社協と区生活衛生課が連携し、子ども支援事業の一環として他区に先駆けてルールを作成した。

 「食事を提供する際の神奈川区ルール」には、【1】給食開始届の提出【2】連合町内会または自治会町内会との共催【3】1人以上の食品衛生責任者【4】参加者名簿の作成【5】年1回以上の講習―など5項目が明記されている。

 区生活衛生課では「子ども食堂で食品を提供する際は、食品の取り扱いに注意してください」と食中毒に対する注意を呼びかける。

先駆者招き講座

 区社協は4月20日、子ども食堂運営の第一人者を招いた「子ども食堂作り方講座」をはーと友神奈川=反町=で開催し、区の担当者による独自ルールの説明も行った。

 講演の中でNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークの栗林知絵子理事長は「環境が整っていなくても工夫すれば何とかなる。保険は重要。行政にはマップ作成やネットワーク作りをお願いしている」と話し、子ども食堂作りに関心を持つ区民約60人にアドバイスを送った。

 区社協によると、今月から町内会館や地域ケアプラザでも地域主体の子ども食堂がスタートする予定で、担当者は「やりたい方がいればサポートしますので、相談してください」と話している。詳細・問い合わせは、区社協【電話】045・311・2014へ。
 

神奈川区版のトップニュース最新6

追突事故が増加中

神奈川警察署管内

追突事故が増加中

15日まで交通安全運動

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

体験コーナーを刷新

市民防災センター

体験コーナーを刷新

大和ハウス工業と連携

4月4日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

清掃活動が100回目

反町駅前通り商店街

清掃活動が100回目

長年の社会貢献が節目

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook