福祉クラブ生活協同組合かながわ地域協議会(朝倉八重子代表)は7月28日、複合福祉施設「リアンかながわ」=菅田町=の開所式を行った。祝賀会には、地域貢献として施設建設を支援した八木下和雄さんなどを招き、多くの関係者で完成を祝った。
福祉クラブ生協は、神奈川県内の24地域にたすけあいの仕組みを拡げている、日本で初めての福祉専門生協だ。神奈川区は1990年設立。六角橋・平川町の2つの拠点で様々な支援サービスを提供してきたが、メンバーが一つに集まれる複合施設を作ることが、10年来の念願となっていた。
施設名の「リアン」は、フランス語で「絆」や「つながり」を意味する。延床面積は386平方メートル。1階には小規模多機能ルームと介護相談室、食事サービス厨房、2階には子育てルームと集会室・会議室、事務室を設け、エレベーターも備えられている。
新施設では、これまで行っていた「消費材の宅配」「家事介護サービス」「食事サービス」「移動サービス」に加え、10月から「小規模多機能サービス」「子育て支援サービス」「居宅介護支援サービス」を始める。小規模多機能サービスの実施は、福祉クラブ生協で初。
職業奉仕として
施設建設は2016年4月、知人から相談を受けた八木下さんが支援に手を挙げたことがきっかけ。地元で不動産業を営む八木下さんは、複合施設仕様に建設した上で建物を貸すことを約束。ロータリークラブのメンバーでもある八木下さんは「職業奉仕の一環として地域に貢献したかった」とあいさつし、祝賀会で感謝状を受け取った。
朝倉代表は「地域密着型の施設として地域の方々と交流し、今以上に新しい生活が拡がることを楽しみにしています」と話した。
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