神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2017年10月26日 エリアトップへ

第9回BFA U-15アジア選手権で日本代表チームのコーチを務める 坂脇 寛人さん 六角橋中出身 43歳

公開:2017年10月26日

  • X
  • LINE
  • hatena

一人の人間として勝負

 ○…11月1日から伊豆市で行われる15歳以下の軟式野球アジア選手権に、日本代表チームのコーチとして参加する。普段は青葉台中学で保健体育の授業と野球部を教える教員。5年前に港北区の中学選抜チームを監督として全国大会に導いた実績を買われ、今回声がかかった。「私で務まるのかと思ったけれど、オファーは野球人として幸せなこと」と笑顔。大会では技術面の指導のほか「選手たちが力を発揮できるような雰囲気づくりに努めたい」。日の丸を初めて背負い、4大会ぶりの優勝を目指す。

 ○…神奈川区出身。六角橋中学、港北高校で野球に青春をささげた。高校3年の時にはキャプテンとして「自ら黙々と練習し、背中で見せる」日々。教員を目指そうと思ったのは、中学2年時の担任の存在。「やんちゃだった自分に本気で怒り、時には一緒に泣いてくれて。先生の人柄にふれて、いいなと」。教員になり今年で18年目を迎えた。

 ○…「ダメなことをした時はガツンと言う。それが自分の役割」と話す「怖い先生」。生徒たちには「なぜ怒られたのか今は理解できなくても、社会に出たときに気づいてもらえれば」。野球部の練習も厳しいが、努力して成果を得られたときの喜びを感じてほしいという思いから。「『先生』の側面だけでなく、一人の『人間』として生徒に接したい」と語る口調は熱を持つ。

 ○…「社会人は100点満点で初めて対価がもらえる。120点の仕事をしないと次の仕事が来ない」。教員になる前に勤務した一般企業で上司に言われた言葉が、今も教訓だ。「指示待ちではなく、プラスアルファをして個性を出すこと。自分にも生徒にも言い聞かせている」。その思いはきっと日本代表でも伝えていくのだろう。家に帰れば家族思いの父。中2の娘と小5の息子がやっているラグビーの試合の応援に行くことも。「妻には『部活ばっかり』と言われる」と照れるが、優しい一面が垣間見えた。
 

神奈川区版の人物風土記最新6

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

近藤 真さん

火災への適切な初期対応で、神奈川消防署から感謝状表彰を受けた

近藤 真さん

西寺尾在住 72歳

3月14日

三善 幸夫さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第一次派遣で大隊長を務めた

三善 幸夫さん

神奈川消防署副署長 60歳

3月7日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook