子安台自治会の役員として地域活動に尽力している 関口 敬三さん 子安台在住 71歳
「いちょうまつり」の立役者
○…子安台自治会の「いちょうまつり」が今日23日、開催される。「昔は自治会主催のイベントがたくさんあって、住民の交流の場になっていた」。高齢化が進む地域にあって「隣近所の支え合い」は不可欠。発起人の一人として、4年目となる今回も準備に奔走。イベントを通じたコミュニティーの場を提供する。「多くの人に来てもらい、触れ合ってもらいたい」と期待を寄せる。
〇…子安台で生まれ育った。「子安浜や鶴見川でよく釣りをした。のんびりできて楽しかった」。子安小、神奈川中を経て、新設されたばかりの錦台中へ。仲間を誘いバスケットボール部を創設。法政工業高でもハンドボール部を作ったほどの行動派で、「姉妹校の二高とは食堂が一緒。元巨人の柴田さんは、よく食べていたよ」と当時を振り返る。OBチームの選手として、30代まで県大会に出場していたスポーツマンだ。
〇…父の影響から、大学に入ってボランティアサークルを立ち上げた。知的障害者施設を訪問し、紙芝居を行うなど充実した日々を過ごした。大学卒業後は、あこがれの「港の世界」へ。「休みもなく仕事に明け暮れた」。主に車の輸出入を扱う会社で、王道のサラリーマン人生を歩んだ。引退後は、「温泉」「料理」「花」を求めて全国津々浦々を旅した。「北海道が一番のお気に入り。現役時代は子どもの運動会にも行けなかった。旅行は妻への罪滅ぼしを兼ねている」と笑う。
〇…子ども2人は独立し、孫4人に恵まれた。「とてもマメな人」が妻の評だ。満を持して2013年に自治会役員と防犯指導員に。昨年からは老人会の幹事も務めている。会長に推す声もあるが「『何事も100%』が信条。中途半端な気持ちでは受けられない」とキッパリ。ただ、地域に対する恩返しの気持ちは強い。「会長一人で運営していくのは無理。今後も黒子に徹して協力していきたい」と抱負を語った。
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