神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2011年4月15日 エリアトップへ

4月1日付で宮前区歯科医師会の会長に就任した 高森 勝久さん 土橋在住 51歳

公開:2011年4月15日

  • LINE
  • hatena

「一生付き合える歯科医に」

 ○…地域の歯科・口腔医療を支える宮前区歯科医師会の新会長。区内の歯科医50数名を束ねる長として「会員の皆さんの意見をまとめながら、歯科で地域医療に貢献したいですね」と、強いリーダーシップの発揮を誓う。

 ○…歯科医といえば虫歯治療が中心と思いがちだが、「現在は虫歯より歯周病の割合が増えている」と話す。歯周病は口の中の細菌によって、進行すると歯肉や歯槽を破壊する。高齢者に多い誤えん性肺炎を防ぐことにもつながり、歯科医師会としても予防啓発に努めている。また虫歯も「確かに以前に比べて減ってはいるが、欧米に比べると、まだ日本は虫歯が多いんです」と警鐘を鳴らす。「80歳まで20本の歯で」という「8020運動」も「未だ8010程度」。「まずは日々の予防。そしてホームドクターによる定期的な健診が大切ですね」と、区民に呼びかける。

 ○…長崎県対馬出身。歯科医の道は、同じ歯科医だった父の影響で、「良く言えば、『親父の背中を見て』ですけど、ほかになりたい職業もなかったし、歯科医を目指すのは自然な流れでした」と笑う。横須賀市の神奈川歯科大に進学。同市内で勤務医として働き、平成6年に区内宮前平で開業した。勤務医時代から力を注ぐのが障がい者の診療。「障がいを気にして、家族が治療を遠慮したり、診療を断る歯科医もある」という。「障がいのあるなしに関わらず、誰もが食べ物をおいしく食べてほしい。特に女性は治療で表情が一変するんです」と笑顔で語る。「そんな時は心の中で小さくガッツポーズしています」とニコリ。

 ○…趣味は2年前に家族の一員となった愛犬ミニチュア・ダックスとの散歩。「子どもの頃から犬を飼うのが夢でしたから」と笑って話す。忙しい日々を過ごすが「予防が一生なら、自分たちの勉強も一生。地域に頼られる歯科医をめざし、会を盛り上げていきたい」と力強く語った。
 

宮前区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

飯田 康行さん

宮前消防署長に就任した

飯田 康行さん

横浜市在住 58歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

森川 敦子さん

運営する学童で企業と共創しSDGsプログラムを実施した

森川 敦子さん

宮前区在勤 38歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

岸 真介さん

馬絹地域の有志を率いて落書き消しを行った

岸 真介さん

馬絹在住 67歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook