神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2011年6月17日 エリアトップへ

宮前ガバナンス6月号 連載寄稿 放射能含む汚泥処理、国の早期対応を 川崎市議会議員 石田やすひろ

公開:2011年6月17日

  • LINE
  • hatena

 先日、衆議院本会議において、内閣不信任案が否決された。「この時期に、何故!」「被災地のことをもっと考えて!」。こんな声が、ここまで聞こえてきそうだ。その理由の一端に、政府の震災対応の遅れがある。今回の国政の混乱ぶりに、自治体も困惑の度を深めている。その一例が、川崎市入江崎総合スラッジセンターに溜まった、市内から集積された放射能まじりの汚泥の処理問題である。

  川崎市は5月中旬に、脱水汚泥と汚泥焼却灰を核種分析した結果、汚泥などに放射能物質が含まれていることが分かった。焼却灰はセメントの原料になるが、汚染しているためそのまま保管しなくてはならない。現在、センター内は袋詰めされた汚泥などが、満杯に近い状態となっている。放射能が含まれている汚泥だけに、その対応は難しくなる。そこで、同様の悩みを抱える自治体のトップは連名で、菅直人内閣総理大臣宛てに「放射能物質を含む下水汚泥の安全な処理方策等に係わる緊急要望」を提出した。そこには、明確な基準などを示し、安全な処理方策を策定するよう訴えている。6月13日現在、国の回答は、いまだにない。

 この国の対応の遅延が、地方にも影響を及ぼしている。今、国会で優先的に議論すべきことは有効な被災者支援策や放射能汚染対策ではないか。国の早急な回答を、望む。
 

川崎市市議会議員 石田やすひろ

宮前区版の意見広告・議会報告最新6

菅生保育園敷地の将来的活用について

市政報告Vol.48

菅生保育園敷地の将来的活用について

川崎市議会議員 矢沢たかお

3月29日

一年間の議会活動を振り返る

市議会報告  あしたの川崎・日本維新の会川崎市議団

一年間の議会活動を振り返る

 高戸ともこ

3月29日

若年性認知症の支援体制の強化

一人によりそう。明日へつなぐ。 市政報告

若年性認知症の支援体制の強化

公明党川崎市議会議員団 田村しんいちろう

3月29日

「市民(あなた)の視点」で市政改革!!予算審査特別委員会での質問報告!

「子どもを守る」支援充実を

令和6年度第1回定例会 市政報告【3】

「子どもを守る」支援充実を

公明党川崎市議会議員団 工藤れいこ

3月15日

保育所等を誰でも簡単に利用できる時代

宮前ガバナンス3月号 連載寄稿

保育所等を誰でも簡単に利用できる時代

〜こども誰でも通園制度(仮称)導入へ〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

  • 2月23日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook