震災復興支援 飲食店がフェアで協力 有志が実行委員会つくり、10月実施
宮前区内の飲食店が参加した地域振興と被災地支援の取り組みが10月1日からスタートする。「自分たちの宮前区で何ができるか」を考えた区民有志が集まり、企画から約3ヵ月をかけて開催にこぎつけた。
「宮前区が笑顔になれば東北・日本も笑顔になれる」をテーマに掲げ、「みやまえスマイル×スマイルフェア」と名づけられた今回の取り組み。立ち上げの1人で、区内鷺沼でホームページ製作会社を営む佐々木良司さんは「息の長い支援をするためには、まず地元(宮前区)を元気にすること」と企画の趣旨を話す。実行委員会にはまちづくりイベントなどにかかわる区民や飲食店主、本紙記者も加わる。柱は「地産地消」「地域振興」そして「被災地支援」。話し合いの末、区内の飲食店に地元産食材を使ったメニューを提供してもらい、店によっては東北産の食材もからめて、来店者にはあわせて復興支援の募金への協力も呼びかけるというフェア内容が固まった。日程は10月1日から1カ月。時期的に地元の野菜がほとんどないことがわかり、地元産食材を使ったメニューは一部店舗にとどまったものの、約30店舗の飲食店が趣旨に賛同。被災地・気仙沼の地酒を扱う店もある。宮前区商店街連合会や宮前区も後援し、区内企業や団体の協賛もとりつけた。
フェアはチラシや本紙、ホームページなどでも紹介。さらに、あす1日には鷺沼駅前にてキックオフイベントも実施(10時から15時)。イベントの収益や集まった募金は宮城県の「東日本大震災みやぎこども育英基金」に寄付される。実行委員会では「区内の農家や飲食店が元気(活性化)になれば、より大きな支援ができる。単発で終わらせることなく、2回、3回と続けていくことが目標」と話す。
フェアの詳細は「みやまえスマイル×スマイルフェア」ホームページmiyamaeku.comまで。
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3月22日
3月15日