踊りの練習に励むメンバー（19日、高津区）
福祉施設や老人ホームで各自の特技を活かした演目を披露するボランティア団体「吉福会」。
同会は今までお世話になった地域に還元しようと、川崎市の退職教員ら10人が「楽しく、仲良く、輪を広げよう」の標語のもと、３年前に立ち上げた。活動範囲は宮前区や高津区、麻生区の３地区。演目は詩吟や踊り、歌、紙芝居など幅広い。現在は趣旨に共鳴した有志15人が集まり芸を研鑽する。
同会のリーダーを務める小田育子さん（65）は「高齢者とともに楽しみ、交流が深められる会を目指している。今後は本来やりたかった劇を上映したい」と意欲的だ。
来月には認知症を理解するための学習会を開き、認知症をテーマにした劇を演じるという。
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