菅生分館 「地域の学び舎」が25周年 記念講演や演奏でお祝い
1987年(昭和62)に開館して今年で25周年を迎えた菅生分館(西山和美館長)で21日、祝うつどいが行われた。
当日は開館当初から現在まで様々な生涯学習や市民活動を続けてきた市民や旧職員らおよそ50人が参加した。各参加者が同館とのかかわりを語るコーナーでマイクを握った斉藤洋子さんは「最初は講座や卓球で利用していたのが、次第に地域に関心を持つようになり、同じような主婦が集まって安全な食事づくりを学ぶグループが生まれた。高齢者福祉への関心から配食サービスや在宅福祉などの事業にもかかわるようになった。分館はまさに自分の人生を豊かにしてくれる存在だった」と話した。記念講演で講師を務めた藤岡貞彦さん(一橋大名誉教授)は「社会教育の合理化が叫ばれ、各地で公民館の縮小や統合がある中で、菅生分館はその成り立ちから現在に至るまで多くの奇跡によって25周年を迎えることができた」と話し、地域住民らの活発な利用を評価した。当日はほかにも弦楽四重奏の演奏や参加者らの交流会も行われ、かつて共に利用した市民や職員、講師らが旧交を温めていた。
西山館長は「開館前の分室時代も含めると45周年となる。多くの方々が積み重ねてきた歴史と努力をしっかりと受け止め、次の四半世紀をさらに実り多いものにしていきたい」と話している。
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4月26日
4月19日