宮前から神奈川を考える【4】 "就活自殺"を考える 神奈川県議会議員 土居昌司
今年卒業した大学生の就職率は前年に比べて2・6ポイント増の93・6%だったことが15日、文部科学省と厚生労働省の調査で分かりました(4月1日現在)。
一方で就職がうまくいかず自殺した30歳未満の若者が11年に全国で150人に達したことが警察庁の調査でわかりました。10年から2年連続で年間150人以上となり、調査を始めた07年と比べると約2倍に増えています。
政府は近く若者の雇用対策を打ち出す方針です。同時に若者向けの就職支援センターでも相談できる体制をより一層強化していく必要があります。
横浜駅近くにあるかながわ若者就職支援センターでは、なかなか就職が決まらず自信を失う学生もいるそうです。悲劇が起こらぬようカウンセラーを増やしたり、学生が適正や就きたい職業をより早い段階で把握できるよう取り組んでいく必要があります。
6月から始まる神奈川県県議会では、これらの問題を掘り下げ施策を考えていきます。また、雇用に関する予算の使い道も検討し1人でも多くの学生が希望の仕事に就けるよう働きかけていきます。
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3月22日