区内の「サギヌマ スイミング クラブ」や「アルゴスポーツ」などを運営。伯父や父の跡を継いで今年4月から社長を務めている。
創業は1973年。当時、区内の小学校にはプールがなく、生徒は公営の鷺沼プールに行くしかなかった。移動時間ばかりかかり水泳を学びにくい子どもたちの姿を見た伯父が「四方を海に囲まれた海洋国家の名にふさわしい水泳学校を作ろう」と想ったのがきっかけだった。
開校以来、生徒数は順調に増え続け現在では約3900人が通うほどに成長した。
「泳げない人を泳げるようにする。とてもシンプルだが、奥が深い」と話す小倉さん。最も力を注いでいるのがコーチの指導力向上だ。アルバイトが指導するスクールが多い中、同社では正社員を多く抱え、コーチ陣の「品質管理」を怠らない。「当社の商品はコーチで、サービスは指導といえる。コーチのレベルを上げていくことがお客様の満足度につながると思う」。
例えば、コーチによるコーチ制度。これは実際の授業を認定員と呼ばれるコーチがチェックして今後の授業に生かすシステム。また、誰もが同じハイレベルの指導ができるようコーチ自らが定期的に研修会を行い日々切磋琢磨している。「向上心が強い社員を誇りに思う」と微笑む。
『水泳を通して健康維持と目標達成の必要性を広める』がモットー。「水泳で地域の皆さんの健康・教育を担う存在になりたい」。
地域との関わりを重視する同社では、5年ほど前から市内4つの小学校と連携して水泳の授業を行っている。「学校水泳でひとりでも多くの子どもが泳ぐ楽しさを知ってくれたら嬉しい」と小倉さん。
株式会社エスアンドエフ―スイミングクラブ、アルゴスポーツ、QBの3事業部を展開。
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