宮前区PTA協議会の会長 齋藤 淳さん 水沢在住 48歳
学校と地域つなぐPTA
〇…宮前区の誕生と同じ1982年に設立。今年30年の節目を迎える。会長に就いて3年目。11月には記念式典も計画している。「ひと昔前、子どものしつけは学校まかせで、PTAは口うるさく文句を言う組織というイメージだった。でも今は学校や先生を支える協力組織。PTAが学校と地域のつなぎ役になれば」と話す。
〇…協議会は区内全域の25小・中学校と宮崎中に通う高津区の4小学校を加えた29の小中学校ごとの単位PTAで組織される。保護者の加入率はほぼ100%。しかし、役員のなり手が少ないのが課題という。「大切なのは学校や先生任せにしないこと。活動で学校に行くと子どもの様子も分かるし、親同士が顔見知りになれば、いじめの防止にもつながる。積極的な参加を」と呼びかける。
〇…地元稗原小のPTA会長をしていた5年前、当時の教頭の熱意に応え、父の会「パワーズ」を立ち上げた。呼びかけに15人が手を上げた。「お父さんたちも積極的に学校に参加してほしいとの要望だったが、1年ぐらいは飲みにケーションだった」と振り返る。けれど、そこから父親ならではの活動が数多く生まれた。夏の防災キャンプもその1つ。今年はPTAや学校、地域、児童あわせて300人が参加した。「普段仕事をしているお父さんは学校にかかわる機会が少ない。少しのきっかけがあれば関わりたいと思っているお父さんは多いはず」
〇…造園業を営む父親の跡をついで、その別会社として公園整備などの緑化や外構工事の会社を経営する。40年前の転入組。その影響もあって「他から移り住んできたお父さんには積極的に声掛けするようにしている」。趣味は競技歴30年というハンドボール。スキーも指導者資格を持つほどの腕前だ。大学生2人と中学生の息子たちへの教えは、友人を大切にすること。「信頼できる友人の存在が自分の財産」。
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4月12日
4月5日