『せいじのみかた』Q&A VOL. 28 県准看養成停止問題、厚生省の報告は、国の方針ではない 神奈川県議会議員 飯田満(無所属の会)
Q・県は、何故、准看護師の養成を急いで停止しようとしているのですか。
A・黒岩知事の准看護師養成停止の論拠は2つです。平成8年、厚生省の准看護婦問題調査検討会が、「21世紀初頭の早い段階を目途に看護師養成との統合に努める」とした報告を出した事と神奈川県の厳しい財政状況を挙げています。
知事の感情論は百歩譲って理解しても、論拠となる議会答弁には疑問です。知事は、厚生省の検討会報告を「国の大方針で決まっている」と6月19日の議会で答弁をしていますが、この方針が政府によって閣議決定した事実はなく「国の方針」には値しません。
一方、県財政の厳しい状況を捉え、緊急財政対策本部調査会(神奈川臨調)の中で県有施設や補助金の存廃が議論されています。その中で准看護師養成施設への県費補助見直しのタイミングも重なり、養成停止が急に湧いてきたと言えます。
准看護師養成における方向性については基本的に理解をします。しかし、看護職員の全国ワーストという不名誉を払拭するためにも、充分な看護職員の確保を図る計画策定が急務で、本件に関しては議論が充分でないことを県民の皆様にご報告を申し上げます。
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ラジオ日本「清水勝利のこれでいいのかニッポン!」(毎週金曜日23時〜23時30分)〜地方の反乱〜コーナーの収録がおこなわれました。10月初旬に放送予定
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4月19日
4月12日