阪神・淡路大震災や東日本大震災など、過去の大災害を教訓とした区役所主催では初の実践的宿泊訓練が17日、宮前平小学校を中心に行われた。花の台町内会や行政機関の関係者ら約200人が参加した。
当日は、避難所訓練と宿泊訓練の2部構成で行われた。住民らは各一時避難所へ集合後、宮前平小へ移動。避難経路の確認、検討会を実施した。同小体育館では、避難所備蓄品の使用やアルファ米を使った炊き出し体験が行われた。その後、実際に体育館で就寝し、翌日は避難所運営について意見を交換した。
同体験に家族で参加した女性は「若い人の参加が少ない。小さな子どもを持つお母さんがもっと参加してくれたら」と話していた。 長谷川大二町内会長は「避難所生活を体験することで各参加者が日頃の準備の大切さや問題点に気づけたのでは」と期待していた。
犬蔵中でも避難所訓練
犬蔵中学校で18日、災害時における避難所設置を想定した防災訓練が行われた。同校での避難所を想定した訓練は今回が初。当日は、同校が避難場所となっている犬蔵自治会、菅生住宅自治会、グリーンコーポの周辺自治会ほか、PTAなどからあわせて165人が参加した。
参加者は各自の集合場所から集団で集合。安否確認カードの記入や仮設トイレの設営、炊き出し、発電機設置など避難所を想定した訓練が行われた。
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