復興支援コンサート 被災木材でバイオリン 5月7日、ミューザで
演奏家がリレー形式で音を奏でる被災木材でつくられたバイオリン（写真提供／命をつなぐ木魂の会）
東日本大震災の津波で流された木材で製作したバイオリンをバイオリニストがリレー形式で演奏する「千の音色でつなぐ絆コンサート」が、５月７日（火）に幸区のミューザ川崎シンフォニーホールで開かれる。主催する川崎市南倫理法人会は「バイオリンの音色を通じて被災地に思いをはせてもらえれば」と語る。
このプロジェクトは、バイオリンドクターの中澤宗幸氏が発案。東日本大震災の津波で流された家の床柱や梁（はり）などの木材を使ってバイオリンを製作。この取組みの賛同者が「命をつなぐ木魂（こだま）の会」（又川俊三会長）を組織し、被災者支援のためのチャリティーコンサートを開いている。震災を風化させず、世代を超えて語り継ごうと、プロ、アマ総勢１千人のバイオリニストがリレー形式で演奏する。
ミューザ川崎でのコンサートを主催する社団法人倫理研究所の川崎市南倫理法人会（佐藤義浩会長）は、企業の人材育成や企業モラルなどを学ぶ集まり。昨年11月、又川木魂の会会長をセミナーに招いたのが縁で演奏会を企画した。
当日は、バイオリニストで横浜文化賞を受賞した水野佐知香洗足学園音楽大学教授、タップダンサーのＨＩＤＥＢＯＨさん、電子オルガン奏者の赤塚博美洗足学園音楽大学教授ほか洗足学園の合唱団、市立坂戸小学校児童らがステージに立つ。
午後６時開場、６時30分開演。全席自由で前売り２５００円、当日は３０００円。詳細は、神奈川県倫理法人会事務室（【電話】０４５・７１６・６６５１）。
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