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聖マリアンナ医科大学病院 看護専門相談員に聞く 第2回 心臓病における退院後の注意点
聖マリアンナ医科大学病院(区内菅生)で外来相談を担当する専門・認定看護師らに聞いていく。今月は心臓病について。
「心臓病とひとくちに言っても、冠動脈疾患や心筋症、弁膜症など、様々な病状に分けられます。何が原因で入院しても、退院後に気をつけることは大別すると塩分摂取量、体重、血圧、むくみの4つ」と話すのは専門看護師の和田由樹師長。
退院後に戸惑うのが塩分摂取量の制限だろう。「多くの市販の本では、1日の塩分摂取量を7グラム程度としています。でも、実生活に完璧に落とし込むことは大変難しい」。なぜならば、味噌汁を1杯飲めば、2グラムほどの塩分を摂取している計算になるという。「日本人の塩分摂取量は多く、平均11〜12グラム。塩分を気にしてストレスをためるよりも、例えば、1品は塩分の高い食品、それ以外は薄味にするなどメリハリのあるメニューにすると続けられます。できることを見つけられるといいですね」
次に注意したいのが、体重と血圧だ。朝、排尿後の体重が1〜2日で2〜3キロ増えたり、安静時の血圧がいつもより高い値が続く場合は「心臓に負担がかかっている証拠。できるだけ早く病院に来てください」。また、下肢を押して肌が戻りづらい場合も「注意が必要」と話す。「患者さんやご家族が楽しく暮らせるよう私たちを活用してください。相談をお待ちしています」
■心臓病相談は毎週月・金。午後1時から5時まで。治療方針や痛みの悩み、精神的な不安など。30分〜、1回1500円。対象は外来患者とその家族。予約制。問合せ先は同医大病院【電話】044・977・8111(代表)まで。
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4月19日
4月12日