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歯科検診で見逃しやすい不正咬合のタイプとは ありま歯科クリニック
学校の歯科検診では何も言われなかったが、実は不正咬合だったという症例がある。歯科検診で見逃されがちな不正咬合のタイプ、開咬の現状について、長年地域の子どもの歯並びを診てきた『ありま歯科クリニック』の柳井金吾院長に聞いた。
検診で見逃されがちな「開咬」
学校の歯科検診では、主に虫歯の永久歯の有無・歯並び・歯肉炎・乳歯などに関しての診察が行われる。学校の歯科検診では不正咬合のチェックもされる。しかし、見逃されがちなのが、前歯が上下で噛みあっていない、開咬と呼ばれる症状だ。「例えば歯がガタガタに生えてきているなら素人目にも分かりますが、開咬というのは見た目、歯列は綺麗に並んでいるため見落とされることも多い」と柳井院長。
また、学校で検診が行われる際は、クリニックのような明るいライトが使用できないといったような要因から、虫歯を見逃しやすくなっているという。
「日常生活でおや?と思ったら検診を」
開咬は、常に舌を出している状態でいるため、前歯が押されて舌の形に合わさって並んでいってしまうために生じる。
「前歯で噛みきれないので、横の歯でかみ切ったり舌を歯に挟むようにしてやわらかいものをつぶしたりと、当の本人たちは苦労しながら食生活を送っています。しかし、その状況しか経験したことがないため、酷使することが普通だと子どもたちは思っています。私はお母様方にこの状況を、毎日かかとを上げてつま先だけで歩いているようなものだと比喩することが多いです」。
検診で見落とされがちな症状のため、子ども自身も保護者も矯正専門の歯科に行って初めて症状に気づく場合が多いという。
学校検診の際に、歯科医師がかぶせ物や詰め物を入れた際に高さを調べるのに使う咬合紙を使用し、前歯でその紙が噛みきれるかどうかを調べれば、開咬を発見しやすくなり、見落としが減少する。しかし、齲蝕チェックが中心になっている学校の歯科検診では、咬合紙での診察が行われていないのが現状。
「保護者の方が日常、お子さんの食事を見ていて、やけに食べるのが遅いと感じたり、なぜかいつも口をあけていたり、舌を出す癖があると思ったら、一度矯正専門の先生に相談されることをお勧めします」と柳井院長。
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3月22日
3月15日