『せいじのみかた』Q&A VOL. 36 企画・制作/日本維新の会 「震災廃棄物処理」箱根町・南足柄市に救われた形 神奈川県議会議員 飯田満(日本維新の会)
Q・東日本大震災で発生したがれきの処理で、神奈川県としては、どのくらい協力できたのでしょうか。
A・震災、津波の影響による岩手、宮城両県で発生した廃棄物の総量は1412万トン、東京ドーム15個分にもなりました。その殆どは両県で処理されていますが、岩手の31万トンと宮城の36万トンは来年3月までに広域処理によって処理されることが決まり、いよいよ本格復興が始まります。
しかし、神奈川県では当初、県最終処分場(横須賀市)で廃棄物の焼却灰を埋立てる事を表明しましたが周辺町内会の理解が得られず断念。次に岩手県洋野町から1000トン、野田村から100トンの漁網を直接埋立る事を提案しましたが同じく町内会から反対され、神奈川県としては身動きが取れない状況となっていました。
そんな中、山形県で800トンの処理が決まると、残り300トンについても箱根町で100トン、南足柄市で200トンの受入れ表明があり、現在、両市町で最終調整が図られています。
質問について直接的な答えをすると、実は神奈川県(・・・・)として、震災廃棄物の現物処理については大変残念ながらゼロです。
箱根町と南足柄市の協力があって県としての面目が保たれたという状況です。
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3月22日