第28代川崎宮前ロータリークラブ会長に就任した 渡邊 誠さん 新富士病院グループ顧問 79歳
全員参加で楽しく活動
○…今年の宮前ロータリークラブのテーマは『参加して楽しもう』。「全員が参加して、全員が楽しめる、そんな例会をたくさん作っていきたい」と抱負を語る。会長職は1996年―1997年度以来、2度目となる。「1回目の就任時とは異なる緊張感がある」と打ち明けるも、「お互いが思いやり、助け合う雰囲気だから安心している。会員の皆さんと協力しながら活動していきたい」
○…宮前ロータリークラブに入会したのは26年ほど前。ロータリーの魅力はと聞くと、「家族のような団結力」とニコリ。「奥さん同士も仲がいいんだ。クリスマス会などを開くと、子どもや孫を連れて参加する人も多い」と明かす。「東日本大震災で家族を失った人たちのことを思うと胸が痛くて。義援金は今後も継続して行っていく」。東北の復興支援は今年も活動の柱としている。
○…福島県いわき市生まれ。大学卒業後、文部省(現文部科学省)に入省した。19年間務めた後、聖マリアンナ医科大学病院に出向。同病院の創立者から手腕を買われたためだ。運営に充実感を覚え、2年後に文部省を退職。同病院の礎を築いていった。定年後は、大学や病院の理事長を務め、現在は新富士病院グループの顧問に。頼まれると嫌と言えない性格で「夫婦そろってお人よし」。仲人として50組以上の夫婦をとりもってきたことが、その温かい人柄を物語る。
○…現在の宮前ロータリークラブの会員数は20人。「会員の増強と退会防止のための仕掛けづくりに取り組んでいく」と話す。そのひとつが、会員の妻らで作られた婦人グループ結成だ。「女房の助けがなかったら、ここまで頑張ってこられなかった。感謝の気持ちも込めてロータリアンの妻らが楽しめる会を発足させた」。奉仕活動をはじめ、ゴルフや歌舞伎鑑賞など、楽しいイベントを考えている。「ひとつの大きな家族のような団体にしていけたら」
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3月22日