『せいじのみかた』Q&A VOL. 37 企画・制作/日本維新の会 39億円の黒字でも厳しい県の台所事情 神奈川県議会議員 飯田満(日本維新の会)
Q・神奈川県の平成24年度決算見込みが「単年度連続赤字」って新聞に載ってましたが、どういう意味ですか。
A・まず、行政の会計年度というのは4月1日〜翌年3月末日までを意味しています。
神奈川県の平成24年度一般会計決算の歳入は1兆8780億円で歳出が1兆8439億円でした。差引額341億円ですが、平成25年度への繰越事業が302億円あるので、それを差し引いた額が実質収支となり、約39億円の黒字となっています。そこで、平成23年度の実質収支は、約49億円だったので、前年度と比較をすると10億円赤字、平成23年度も赤字だったので、「単年度連続赤字」という表現になったのだと思います。
一方で、私が注視しているのは、39億円の実質収支で黒字を出しているものの地方財政法の規定で、半額を下回らない金額を基金等に積立てなければならない事。財政情況の厳しい地方公共団体ではこの財政法が足かせとなっています。地方の裁量で財政処理できる構造改革が必要です。
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3月22日
3月15日