『せいじのみかた』Q&A VOL.43 企画・制作/日本維新の会 県立病院経営「良好」のカラクリ 神奈川県議会議員 飯田満(日本維新の会)
質問―県議会決算特別委員会で県立汐見台病院(横浜市磯子区)について質疑されていました。この病院のどこに課題があるのか、飯田県議の考えを教えてほしい。
飯田―まず、汐見台病院の経営状況が「良好」だと、堂々と議会で答弁する県行政職員の経営管理能力の無さが最大の課題だと考えています。
県直営だった県立汐見台病院は、平成18年から県医師会が指定管理者となり、現在、病床数225床、診療科目15科の高度医療、地域中核病院として病院運営がされています。
病院の経営決算では、病院事業収益と事業費用は共に同額の48億1千8百万円で純損失ゼロ、入院患者数も対前年比2・2%増え病床利用率は74・9%としていることなどから、県行政は同病院の経営は良好だと判断しているようです。
しかし、良好と言わせるカラクリは「政策的医療交付金」という名の県民の血税が医業収益に毎年約7億3千万円投入され、実質的な赤字の穴埋めがされていることなのです。赤字額の多い、少ないは別にして、赤字補填が出来るように名前を変え税金を投入し、どの経営が良好なのか、県当局に対し、県医師会への業務改善を求めるよう決算特別委員会で質してきました。更なる課題は次号でご説明いたします。
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4月19日
4月12日