被災地で雛人形づくり 鷺沼在住の河野悦子さん
区内鷺沼在住の主婦・河野悦子さんが19日、東日本大震災の被災地、宮城県東松山市の仮設住宅を訪問し、被災者と一緒に雛人形を手作りした。
河野さんは日頃から雛人形を自作して楽しむほか、知人に作り方を教えるなどしている。また、2013年には宮前区に200体、今年は高津区に200体を寄贈するなどの取組みを行っている。
雛人形は高さ10センチほどの大きさで、男雛と女雛の2体1組になっている。頭部には市販の綿棒を使い、着物部分には使い古した帯などを再利用する。
今回の訪問は、同仮設住宅を頻繁に訪問している知人の紹介で実現した。当日は26人の被災者が参加した。参加者らは細かい作業に苦戦しながらも約1時間かけて雛人形を作成した。
参加者からは「今度誕生日を迎える孫にプレゼントする」「すごく楽しかった。可愛らしくて愛着が湧く」との声が上がった。この他、当日参加できなかった人のために、希望者には雛人形を後日郵送するという。
河野さんは「ずっと行きたいと思っていた。今回たくさんの方に喜んでいただいて本当に嬉しい」と話していた。
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3月22日