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さぎぬま脳神経クリニック島崎賢仁院長に聞く【6】 認知症に3つのタイプ? 「原因や症状によって対応も変わる」
今月は「認知症」についてお話しします。ひと言で認知症といっても実は原因や症状が異なる様々なタイプがあります。治療法も異なってくるので、タイプ別の特徴を事前に知っておくことは非常に大切です。
認知症の代表的なタイプにはアルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性の3つのタイプがあります。
アルツハイマー型は近年最も多いタイプで、ものを覚えていられない、迷子になる等の症状が徐々に出始めます。特徴的なのが認知症であることを認識できないケースが多い点。「自分は大丈夫」と思っている方が多いため、ご家族の対応の仕方が難しく、トラブルになりやすい症状です。
次に、レビー小体型。症状で最も特徴的なのが「幻覚」を見ることです。「いないはずの誰かが見える」など、妄想と思われるようなことを口にすることが多くなったら注意が必要です。筋肉が強張り、手がふるえ、転びやすくなるなどパーキンソン病のような症状も見受けられます。
脳血管性は脳卒中などの疾患の後遺症として生じるものです。自分に記憶障害があるという認識があり、感情の起伏が激しく夜間せん妄などがみられます。
それぞれの症状に合わせてケアの仕方やご家族の対応もかわってきますので、まずは思い悩まずに専門医に相談するとよいでしょう。
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4月19日
4月12日