4月1日に宮前スポーツセンター所長に就任した 石山 聡子さん 多摩区在住 49歳
地域に愛される施設めざす
○…「地域の方が安心、安全に使えるスポーツ施設にしたい」。宮前スポーツセンター新所長に就任して約1カ月、区民に愛される施設をめざし、サービス向上に力を入れる。もっとも大切にしているのが施設の雰囲気づくり。「子どもから高齢の方まで、2度3度、足を運びたくなるような明るい雰囲気で迎えたい」と女性ならではの視点を活かし、スタッフの立ち姿や笑顔に気を配って快適な施設づくりを加速させる。
○…同施設を運営するのは指定管理者の(株)明治スポーツプラザ。同社に入社して21年がたった。入社当初は新潟の事業所に勤め、利用券の受け取りなど利用者の窓口となるフロントスタッフとして経験を積んできた。「ご利用者の表情が見える現場がなにより好きで」と所長職に就いた今も利用者とのふれあいを大切にする。3年前から市が無料で開く介護予防運動教室などで講師を務めている。「体を動かすことで身体の元気はもちろん、気持ちの元気もサポートしたい」と熱を込める。「先生のレッスンを受けると本当に元気になる」、そんな声が自身の『元気』につながっていく。
○…スポーツ好きは子どもの頃から。小学校から中学校までの9年間はバレエに打ち込んだ。中学3年の頃の練習中のケガが原因で選手としての道をあきらめたが、スポーツに関わる仕事がしたいと新たな道を模索した。スポーツは観戦も好きで「オリンピックやワールドカップ期間は睡眠時間の確保が大変」とニコリ。
○…「『宮前区といえば宮前スポーツセンター』。そう言ってもらえるような施設を目指していきたい」と意気込む。スポーツ教室やトレーニング室、大会の開催など「スポーツ好きにとってはたまらない施設。より多くの方に利用していただきたい」と目を輝かせた。「運動を通して気持ちも生活も明るくなる、そのきっかけになれれば嬉しい」とやわらかい、気さくな笑顔で利用者を迎えていく。
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3月22日