区内犬蔵 「緊援隊」の拠点着工へ 2016年2月完成予定
区内犬蔵に設置が決まっていた緊急消防援助隊活動拠点の新築工事が10月1日から始まる。完成予定は2016年2月。川崎市が大規模震災等で被災した際には、全国からの応援が犬蔵に集まる。
阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ創設された緊急消防援助隊は、被災した自治体の消防力では対応が困難な際に全国から応援に来る消防関連機関で組織される。
この活動拠点を川崎市では宮前区犬蔵1の10の2に定めた。元々消防訓練所があること、災害時に応援部隊の進入ルートとなる東名高速道路の東名川崎ICからアクセスが良いことなどからこの場所が選ばれた。
同活動拠点は緊急消防援助隊の受援に備え、「応援部隊への指揮機能」や「備蓄物資の供給機能」をもつ。消防局指令センターや隊員が宿営できる体育館、ヘリコプターの臨時離着陸場などが整備される予定だ。
応援に来た緊急車両用の燃料を確保する給油所も設置。地下埋設タンクにはガソリン10㎘、軽油20㎘、灯油2㎘を貯蔵することができる。東日本大震災時に被災地にガソリンを運ぶのが困難だったという教訓もあり、設置に至ったという。
宮前消防署の並木努署長は「工事中付近の住民には迷惑をかけるが、ご理解とご協力をお願いします」と話している。
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4月19日
4月12日