(PR)
デンタルIQを高めよう!その41 根の治療第3回 それでも菌は侵入してくる 取材協力/かねやす歯科医院
前回、根の治療で再発を防ぐためにはとにかくしっかりと細菌を除去し、根管内を緊密に充填することが重要であると説明した。しかし、かねやす歯科医院の金安院長は「非常に微量ではありますが、充填した隙間から必ず菌は侵入してしまうのです」と話す。
根管充填が予後を左右する
細菌を除去した後、根に人工物を充填する「根管充填」。菌の強さや生体の抵抗力の強さなどによって差はあるものの、全ての根管充填でいずれ菌が侵入することがこれまでの研究でわかっている。神経をとった後、知らぬ間に虫歯になっていたという人も少なくないだろう。再発を防ぐには菌の進入量をいかに抑えるかが重要となる。
ここでポイントとなるのは「【1】根の先端を穿通する【2】空間なく緊密に充填する【3】かぶせものをする」の3点。治療時に菌を取り除きながら根を形成する際、尖端部分に菌を残さないため穿通させる必要がある。また、根管充填時には封鎖性の良好な材料でしっかりと蓋をし、さらにかぶせものをすることが最も好ましい。「被せる方が再発しにくくなります。種類も多いので医師に相談しましょう」
|
|
|
|
|
|
3月22日