宮前ガバナンス8月号 連載寄稿 命を救う世界初の特効薬は、川崎から! 川崎市議会議員 石田やすひろ
川崎区殿町地区の「ナノ医療イノベーションセンター」の開所式が7月13日にあり、いよいよ運用が本格的にスタートしました。この施設の最大のメリットは、民間企業や東京大学等の研究機関が1つの施設に入所し、産学官連携による研究成果の相乗効果に繋げていくことにあります。ここには、世界有数の研究者が集い、最先端の機器を用いた、ナノレベルの難治性がんやアルツハイマーの治療薬を研究します。
当該施設が立地するキングスカイフロントは、国の国際戦略総合特区に指定され、ライフイノベーションの拠点形成を目指しています。対岸には、羽田空港があり、2020年までには、羽田連絡道路を整備することが予定されており、世界的なビジネス拠点や、研究開発拠点として発展していくことが見込まれています。
今後の展開も気になるところですが、研究成果も既に見えてきています。がん幹細胞をターゲットにしたナノ医薬品の開発で、ナノスケールのトロイの木馬、DDSで幹細胞の治療を出来るように研究を進め、ある程度の結果も出ているといいます。また、アルツハイマー病等の神経難病等の克服や予防医療の領域まで応用できるよう拡大を進めています。
こうした国や県と連携した取組みによる川崎市の施策を通じて、日本経済の成長戦略を牽引し、高齢化社会のもたらす様々な課題に対応していきます。日本を代表する施設となり、世界のナノテクノロジーを冠たるものとする事を期待しています。がんやアルツハイマーの特効薬が川崎から誕生する日も近づいてきました。
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4月26日
4月19日