事故などで腕や脚を失った人がプレーできる杖を使ったサッカー「アンプティサッカー」。この体験会が9月26日、宮崎台小学校で行われ、90人の幼稚園児・小学生が参加した。
同体験会は区内を中心に活動しているNPO法人ファンズアスリートクラブ(井上秀憲代表)主催の「宮前スポーツスクール」内で実施。「障害者と健常者がともにスポーツを通して共生できるきっかけになれば」という想いから、アンプティサッカーチーム「FCアウボラーダ川崎」の新井誠治選手(45)、エンヒッキ松茂良ジアス選手(26)、石井賢選手(小3)が指導に訪れた。
参加者らはクラッチと呼ばれる杖を使って走り方の練習をした後、選手の指導のもとシュートやドリブル、キーパー体験などを楽しんだ。体験した岡本海生くん(小4)は「普段とは違う走り方で面白かった。特別な体験ができた」と話した。
体験会を終えて、新井選手は「スポーツを通して、子ども達が自然と障害を受け入れてくれるのが嬉しい。今後もこのような活動を続けたい」と話していた。
なお、アウボラーダ川崎は11月22日、23日に富士通スタジアム川崎で開催される「第5回日本アンプティサッカー選手権大会2015」での昨年に続く連覇に向け練習に励んでいる。エンヒッキ選手は「優勝を目指しつつ、皆さんに楽しんで貰える試合ができれば」と意気込みを語った。
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