宮前区まちづくり協議会(片山秀夫委員長)と区主催の「第10回フォトコンテスト」の審査が20日に行われ、応募123点の中から入賞作品が決定した。
大賞にあたる審査委員長特別賞に選ばれたのは区内在住の小松志保里さん。つつじの名所、神木本町の等覚院で少女が石から石へとジャンプする様子をとらえた。山口勝廣審査委員長は「歴史ある場所と今の子ども達が絡んだ動きのある情景を大胆に切り取っている」と作品を評価した。
小松さんは2年ほど前から等覚院にすむ猫の撮影を始めたのをきっかけに、カメラを勉強しているという。昨年の同コンテストではふるさとみやまえ賞を受賞し、「今年は大賞を狙っていたので嬉しい。今後も色々な被写体に挑戦したい」と喜びを語った。
同コンテストは毎年一般から写真を募集し、作品を通して区民に宮前区をより知ってもらおうと開催され、今年で10回目。「知ってほしい、わたしの好きな宮前区」をテーマに、今回も区内の様々な風景や行事、市民活動などのいきいきとした作品が寄せられた。
審査は作品へのメッセージや題名も含め総合的に行われた。入賞作品には都会的な建物と田舎の田んぼを併せ持った風景、地域の農業体験の様子など市民目線ならではの作品が出揃った。(社)日本写真家協会常務理事を務める山口審査委員長は「人間味豊かな作品が多く、どの作品も今の宮前区が表れている。地域の記録として長く続くコンテストになれば」と話していた。
応募された全作品は2月12日から17日まで宮前市民館市民ギャラリーで展示する(午前10時〜午後5時、15日休館)。また、13日以降は過去10回の入賞作品集も閲覧できる。今回実行委員長を務めた宮地隆弘さんは「ぜひ多くの方に地元の風景や活動を見て、知っていただきたい」と来場を呼びかけている。
なお、入賞者は以下の通り(敬称略)▽審査委員長特別賞/小松志保里▽宮前区文化協会会長賞/秋元和人▽宮前区観光協会会長賞/渡辺邦光▽川崎市公園緑地協会賞/水野憲一▽まちづくり活動賞/山本一夫▽ふるさとみやまえ賞/みやまえ農の応援隊▽優秀賞/野川はあも・野村高康・親子学級「おひさま」2015・小澤久生・宮地美代子・辻敬一・中川芳夫・坪谷久男
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