活発に意見を交わすメンバー
住民皆が子育てを応援する区を目指して――。子育て中の困り事や悩みを区民が自ら解決する企画「子育て応援アクション（仮称）」が実現しようとしている。
これは宮前区子育て支援事業の一環として昨年５月にスタートした講座「ピープルデザイン未来塾」が企画するもの。「心のバリアフリー」をクリエイティブに実現する考え方を提唱するＮＰＯ法人ピープルデザイン研究所（東京都渋谷区）の代表理事の須藤シンジさんを講師に、区内外から集結した子育て世代を中心とするメンバー24人が議論を重ねてきた。
同企画では子育てを応援する区内企業・店舗を募り、マップ作成やステッカー掲示を行う。「乳児のミルクを作る際にお湯を提供してくれる店」や「ベビーカーでも気軽に立ち寄れる店」などをまとめていく予定だ。
18日に行われた会議では「伝わりやすい企画の名称にしよう」「協力内容の具体例を挙げよう」など、実行に向けた最終的な話し合いが行われた。会議の中で須藤さんは「参加するときの敷居の低さや企画のわかりやすさが重要。市民が自ら課題を解決するという原点に立ち返って進めていこう」とメンバーを激励した。
現在、協力店募集の声掛けを進めている。今後は４月中の実動を目指し、活動を続けていく。
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