水球の第92回日本選手権大会が7日から9日まで東京辰巳国際水泳場で開かれ、高津区出身で(株)プラザハウス所属の荒井陸(あつし)選手と宮前区在住で東京ガスエスネット(株)(本社/多摩区)所属の飯田純士(あつと)選手が登録しているチーム「Kingfisher74」が、見事優勝を飾った。
両選手ともリオ五輪日本代表メンバーで、今大会も活躍。荒井選手は「オリンピック後で疲労感があったが、会社の後押しでうまく調整ができた。決勝の相手のブルボンは、リオに出場したオーストラリア代表が2人加わり強かったが、勝てたのは収穫」と話した。
また、飯田選手は「昨年までとはかわり、初の社会人チームで優勝できホッとしている。負けられない重圧の中一安心。11月の代表戦の選考にもアピールできた」と話した。
両選手は、順当に代表に選ばれれば11月のアジア選手権に出場する。
荒井選手がハンガリーのプロチームと契約
荒井陸選手が、このほど水球大国ハンガリーのプロチームと契約した。
同選手は、身長168cm・64kgと水球界では小柄ながらスピードを武器に大柄な外国人選手とも互角に渡り合い「世界一小さな巨人」の異名をとる。
そうした実績が認められ、今回ハンガリーのプロチーム「RACIONET Honved」から契約のオファーが届いた。
朗報に荒井選手は当初行くか迷ったとし、現所属のプラザハウスの柳英明社長に相談したところ、「まだ若いのだから世界にチャレンジしてこいと後押ししてもらえたので、安心して決断することができました。本当に感謝しています」と話した。同選手はすでに現地に出発。出発前には「行くだけでは意味がないので、日本人のよさをアピールしたい」と力強く語った。
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