『せいじのみかた』VOL.73 企画・制作/県進会 「ともに生きる」憲章成立しかし、県民意見反映されず 神奈川県議会議員 飯田満
7月26日、相模原市の知的障害者施設「県立津久井やまゆり園」で入所していた19人が侵入して来た元職員の男に殺傷され、27人が重軽傷を負う痛ましい事件が起きました。
事件後、県議会では代表質問や所管委員会、予算委員会などで、今後の障害者福祉の実効性、津久井やまゆり園のあり方や障害のある方も無い方も共に生きる共生社会を求めて激しい議論がおこなわれて来ました。
我が会派の主張は、差別を解消し共生社会を目的とした条例制定です。しかし、緊急性を要する取組みとして、まず「憲章」策定に同意し、今月14日全会一致で『ともに生きる社会かながわ憲章』が成立、即日発効しました。
実は、事件発生以前にも障害者福祉、共生社会の議論が議会で交わされていたにも関わらず、遅々として進まなかったこと、私は、事件発生の前後で行政の動きが明らかに違う事は、行政が確固たる理念を持たずに障害者施策を実施していたことの裏返しであると酷評しています。また、短時間で憲章策定を急いだあまりに県民の意見が反映できなかったことは残念に感じています。
共生条例制定は必須であり、ここでは必ずや県民の皆さんのご意見賜っていきたいと考えています。
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4月19日
4月12日