県立東高根森林公園は川崎市の中でも屈指の自然豊かな環境を誇る。入口のパークセンターには、園内で出あえる様々な樹木や草花、野鳥、昆虫などの写真パネルが展示され、出あいの楽しみを予感させる。
広さ約10・6 haの園全体は丘陵地帯だが、車イスの人でも一周できる緩やかな迂回路もある。中腹にある古代芝生広場の下には、弥生時代から古墳時代の集落の遺跡が眠っていて、東高根遺跡と呼ばれる。
希少となってきたシラカシ林は自然のまま残っており、県指定天然記念物になっている。多彩な湿生植物園には池や小川があり、野鳥の囀りとせせらぎを聞きながら心安らぐ散策が楽しめる。四季の草花や野鳥を愛でながら、ゆったり森林浴を満喫できる公園だ。(起稿・市民ライター 背戸柳)
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